聴く力が世界を救う! 1
JR駅構内を職場に急ぐ通勤路、制服姿のJR駅員さんが手配りしていた自殺防止キャンペーンのティッシュに春の訪れを感じる3月です。
「3月は自殺対策強化月間です JR」
不謹慎だけど「自殺」「JR」の二つの単語の間には「中央線運行止め」「●●万人の足に影響」などの言葉が浮かびます。
3月は年間で最も自殺が多い時期なんですってね。
年度末の資金繰りのためか特に男性の自殺数は3月が抜き出て多いけれど、その他に不思議な力が働いているのか、なぜだか私の心も寂しさに締め付けられています。
さみしい。さみしくてチクチク痛むのです。
基本的にひとりの時間が大切。夫婦仲良好、職場では嫌な人もたくさんいるけどハラスメンされているわけではないし、同僚と雑談したりたまにランチに行く程度に良好。 なかなか子供に恵まれないのと、すぐ会える女友達がいない事が気になるけど。
私の寂しさなんて、自殺を考えるほどに悩んでいる人たちに比べたらたいしたことないでしょう。
JRにもらったティッシュに大きく載っている「いのちの電話」の案内を眺めると、話を聴いて欲しいほど切羽詰っている誰かがいるなら、こんな私でも役立つなら話を聴いてあげたい気持ちが湧き上がります。
誰かを助けたい、役に立ちたいという願い。
だけど「いのちの電話」の向こう側にいる人のような専門知識も包容力も持っていないから、助けたいと思う資格なんてないんだろうな。
■ 聴く力が世界を救う!
知識としては悩んでいる人に対する話の聞き方を知ってはいても、実際に悩んでいる人を目の前にすると実行するのは難しいですよね。
内閣府の自殺対策啓蒙Webサイトの「聞き上手度チェック」という企画は、自分がリアルで対応したらどう受け答えするか考えながらやったらおもしろかったです。中級でした(笑)
仕事で思いつめて自殺を考える程の精神状態になった人、が前提だそうですが、「うん、うん、それで?」と先を促してはいけないそうです。前向きな意見であっても、自分の意見を伝えてはいけないそうです。相手の考えを整理してまとめてあげてはいけないそうです。難しい!
Yahoo!PR企画 内閣府 自殺対策強化月間 |
ここで指導されるように相手を否定せずに包み込んであげられたら、過去にあんな失敗やこんな失敗がなかったのに!
そして、今でも数人の友達を失わなくてもよかったかも。
懺悔は後半に続きます。