へちま通信

フルタイム勤務共稼ぎOLの人生観察ブログ

ディズニー新作映画の中二病っぽいプリンセスに期待を込めて星5つ!

近頃、YouTubeで繰り返し見ている動画があります。
ディズニー映画Frozenの主題歌 ”Let it Go”。
女の子の手の動きに合わせて雪が舞い上がったり、氷の城が出来上がって行く、雪と氷に包まれたなんともキラキラした映像です。
金髪でエレガントかつ妖艶な氷使いの少女がとにかくカッコイイです!


YouTubeでは2014年2月5日現在、すでに7500万再生!

映画は日本では「アナと雪の女王」というタイトルで3月14日に公開されるそうです。
というわけで、以下、トレイラーを見た上でのあらすじ。

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とある国の姉妹のお姫様、エルサとアナ。
姉のエリサは触れるもの全てを凍らせてしまう力を持っていて、美人だけどぼっちで引きこもり。
妹のアナはエルサとは対照的に活動的で明るい性格。
両親である王と王妃はエルサの氷の力を誰にも知られないよう、エルサを隔離して育てます。
エルサさんは妹と遊ぶこともできず、友達もできず、真っ白に凍った部屋の片隅で、ネットで見る引きこもりのAAのように両膝を抱えてうずくまる思春期を送りました。暗いです。
不幸にも両親は水難事故で死んでしまいます。

母親が乗った船が沈没、金髪、氷使い、変身後の衣装が白と、キグナス氷河といろいろかぶるエルサ姫。
生まれた場所が違えば女神を守る聖闘士としてその力を絶対零度まで高めたろうに…

ついに抑えきれなくなった氷の力を宮廷の人々や妹に知られてしまい、エルサ姫は国を逃げ出します… 
妹のアナは姉を救うため、旅立ちました… ここまでが予告編。

冒頭のカッコいい主題歌は、エルサ姫が氷の力を受け入れ「過去は過去、私は自由に生きる」と雪の女王になることを決意する場面なのです。
自分の運命を受け入れて道を切り開く姿に、素直にカタルシスを感じたのですが。

はたと気付きました。
本当はいい人なんだけど異なる能力や外見のために受け入れられないヒーロー・ヒロイン像、昔から多いよね?
恐ろしい外見のため迫害される怪人や野獣。苦悩する天才。人助けをしても孤独なスーパーヒーロー。超能力ゆえ人間社会に馴染めないミュータント。人間にも魔物にもなれない人造人間、などなど。

なぜ特別な能力と孤独感がセットのヒーロー・ヒロインが好まれるかと考えてみれば、やっぱりそこに共感できる要素があると思うんですよね。
みんな(アメリカ人も日本人も!)自分が社会に溶け込めないような気がして悩んでる。自分にどこかおかしな趣味や価値観があるからだろう、自分が他人と違ってるせいかもしれない。って。
だから社会に馴染めないキャラクターに共感し、その特別な力と才能に憧れ、孤独ながらも強く立ち向かう姿にスカッとする。

ここで見られる共通点は、主人公達の特別な能力や外見は彼らが望んだものではない事です。
努力して身に付けたスーパーパワーゆえに孤立している主人公はあまり想像できません。
彼らの産まれながらの宿命が、私達が多く持っている外見や才能、生まれつきと思い込んでいる性格や家庭環境など自分では選べない事へのコンプレックスと似通っているのかも知れません。

で、よくよく考えてみたら、孤独な氷の女王はカッコイイけど、本当にすごいのはひきこもり姉に救いの手を差し出し続ける妹のアナの方じゃないでしょうか?
だって並大抵の根気がないとできないですよ。

妹「おねーちゃん、遊ぼー!」
姉「近づかないで…!(私に近づくと凍ってしまう!)」
妹「遊ぼー!」
姉「ダメよ!来ないで!(くっ…力が抑え切れない…!!)」
妹「ダメ?なんで~?」
姉「理由なんてどうでもいいのよ!(私が魔女だなんて、言えないっ…!)」

う~ん…
セリフだけ見ると、姉は厨二病患ってそう…

もしも、姉の凍らせる力がただの厨二設定だったら…!
本当は凍らせる力なんかないのに、部屋に閉じこもって力を抑える演技をしているだけ!姉の設定を理解した上で、あえて気付かないフリで遊びに連れ出そうとする妹が女神に思えてなりません…!
もう映画本編が、厨二病患ってる姉と健気な妹にしか見えなくなりそう!

 

■ 私がなじめないのはどう考えても私の特別な何かが悪い、ではない

 

「自分が特殊なために人と馴染めない」とする心は、人付き合いに対する不安から逃れるための願望かもしれません。だとすれば、多くの異端ヒーロー・ヒロインが支持され、生まれ続けることに納得です。
周りを見渡せば、異彩を放っている奇人変人や天才などそうそういないのです。ちょっと人付き合いが苦手な普通の人はたくさんいますが…大人になるとつき物が落ちたように、なぁんだ自分も大勢のひとりだったんだ、と気づくものです。

今までは姉エルサのような悲劇の異才のヒロインに憧れていたけど、これからは妹アナのように他人を受け入れる暖かい女性になれたらいいな~と思うのでした。


なお、エルサの声を当てているのはブロードウェーミュージカル映画でキャリアを積んだ女優、イディーナ・メンゼル(Idina Menzel)。個性的なクール美人です。 RENTのモリーン役で見せた奔放で淫靡ながらも品位を崩さない、彼女ならではの持ち味が挿入歌”Let it Go”でも発揮されていて、必見です!


孤独で美しいエルサ、やっぱり大好きだ!
普段ディズニーそんなに好きじゃないんだけど、これは見に行く♪

ところで、スロベニア大寒波が襲ってきているらしいです。
こんなにアニメのエフェクトみたく氷漬けになるんですね。大自然、恐ろしか!
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