へちま通信

フルタイム勤務共稼ぎOLの人生観察ブログ

友情至上主義へのアンチが行き過ぎた「ぼっち志向主義」へ伝えたいことがある。

【 “ぼっち”は、1日あたりタバコ15本分の健康リスク? バカにできない“友だち”の効能】

この記事、2ちゃんまとめサイトで見たときはボロボロに叩かれていました。
記事への反論へ反論します。


友達関係を煩わしいもの、ぼっちが快適、とする方は若い方が多いと思うんですが。
確かに一時期の恋愛至上主義よろしく、友情至上主義、いつもつながろう、仲間だから(ドン!)絆ワッショイ!と友達を押し付けてくるメディアに飽き飽きする気持ちはわかります。
他人とつながっていないと不安で死んじゃうような人たちを心の中で軽蔑する立ち位置もわかります。

ですが、友達がいない事よりも他人といる事がストレスでひとりが好き…
本当でしょうか。

私は、人といる事にストレスを感じるのは本人のコミュニケーション能力に理由があると思います。

他人といるのがストレスに感じるのは、他人は自分の思い通りに動かないから。
ひとりが楽なのは、自分の思い通りにできるから。

ひとりが好きな人は「物静かな大人しい性格」という印象がありますが、実は「自己中心のエゴの強い人」なんですよ、と言い換えるとわかりやすいかも。

仮に、100%自分の意志を理解してくれて、批判せず、何をしても褒めてくれる、許してくれる友達が存在するならば一緒にいたいと思うのではないでしょうか…

ひとりでいる時間が長くなるとどんどんコミュニケーション能力が落ちます。
他人の空気や気持ちを読めなくなり、他人に軽視されるようになります。
すると他人といることがさらに苦痛になり、自分の殻に閉じこもる悪循環ができます。

自分の殻に閉じこもると他人と自分の感覚の違い、意見の違いが許せなくなり、自分だけが正義と思うようになります。

よく駅で自分が正義とばかり怒鳴ってるオジサン、友達がいないんだろうなぁと思います…(´・ω・`)
ネットでもいますよね?

自分だけで完結してるなんて言うとカッコいいですが、自分の世界に閉じこもる事は人間としての成長を止め、現実世界で居られる場所がどんどんせまくなっていきます。
心を殺して生きるには人生は長すぎないでしょうか。


また、生物学的に人間は群れを作って助け合う動物でした。
群れや社会性が本能の中にインプットされているから、ぼっちの気楽さを味わいつつも心に焦燥感を抱き、ネットに接続して強がりを書き込んでしまうんです。
えーと、たくさんいますよね…
結局、人間は誰かに話を聴いて欲しいんですよ…

コミュニケーション能力が高まっていくと、他人といる苦痛が少しずつ減っていきます。
気を使うのではなくて、違う考えを「こういう考えもあるんだ」と流せるようになります。
仕方ないから、ではなくて、自分の自由な意志でひとりの時間と人との交流を使い分けられるようになります。
ぼっちか友情ごっこに振り回されるかの、ニ択で考えないでください。

自分の世界と時間を大切にしつつ、社会との絆を切り捨てない、絶妙なポイントを探すのです。

 

若い人には失敗を恐れずにたくさん人と交流して、人を見る目とコミュニケーション能力を養い、豊かに生きてもらいたいと切に願っています。

めんどくさい人間関係を切り捨てた結果、一時期友達がゼロでもがき苦しんだ大人より。

 

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